
もし、子どもがいじめられているという事実が分かった時には、できれば両親で学校に出向き、担任、また校長や教頭にもこの事実を知ってもらい、何らかの対処を求めましょう。場合によってはクラスのホームルームの時間に問題として取り上げてもらったり、PTAの懇談会などで親同士の話し合いを持つことも1つの手段となります。
本人に対しては、心の傷に対するケアと同時に、いじめに会ったときは、大声で助けを求めるように教えておきましょう。泣き叫んだり、その場から先生のいるところへ逃げ出したり、というような自己主張をすることも身を守る手段なのです。
中学校男子ともなれば力もつき、ちょっとしたことでも暴力沙汰になりかねません。早いうちに対処することが必要ですが、万が一病院にかかるようなことになってしまったら、ことを公にして一気に解決に向かって努力すべきです。 警察やいじめ110番などの公的機関に訴えることも考えられます。くれぐれも手遅れにならないように最善の策を練りましょう。
いじめはいじめる方により大きな問題があるのです。LDや自閉症、ADHDを抱える児童がその特性ゆえにいじめられ、いじめる側の行き場のないストレスのはけ口となるのは、絶対に許せることではありません。